生命の言葉
令和六年四月「生命の言葉」

遠きに行くには必ず近きよりす 『中庸(ちゅうよう)』 高い目標を実現するためにはできることから一つずつ順を追って進まなければならない 『中庸』 儒教の基本的な経書『四書』の一つ。もともとは中国・戦国時代の思想書『礼記』の […]

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令和六年三月「生命の言葉」

良馬は毛にあらず士たるはその志にあり 尾藤 二洲(びとう じ(に)しゅう) 人が尊敬を受けるのはその外見ではなく人格・人柄という心の持ち方(志)によって決まるのである『静寄軒集』 尾藤 二洲 江戸後期の儒学者。別号は約山 […]

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令和六年二月「生命の言葉」

学舎(まなびや)に ひびかふ子らの弾む声 さやけくあれとひたすら望む 今上陛下 ― 宮内庁 令和二年歌会始 お題「望」 令和の御製碑(ぎょせいひ) 皇居外苑にある東京都・千代田区の和田倉噴水公園に、今上陛下の御即位を記念 […]

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令和六年一月「生命の言葉」

波立たぬ 世を願ひつつ新しき 年の始めを迎へ祝はむ 上皇陛下 ― 宮内庁 平成六年歌会始 お題「波」 歳旦祭(さいたんさい) 歳旦祭は、正月元日の早朝に執り行います。「旦」という字は、地平線から太陽が昇る形で、夜明け・早 […]

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令和五年十二月「生命の言葉」

人の行ふべきかぎりをば行ふが人の道 本居宣長 (もとおり のりなが) 自分の出来ることを一所懸命にやる報われる報われないは人の力の及ばないことこのことを心得て大いなる事にあたるべし『玉くしげ』 本居宣長 江戸時 […]

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生命の言葉
令和五年十一月「生命の言葉」

御社の 静けき中に聞え来る 歌声ゆかし新嘗の祭 今上陛下  ― 宮内庁 平成二十六年歌会始 お題「静」 皇太子殿下には、天皇陛下にお供をされ、毎年十一月二十三日から二十四日にかけて皇居神嘉殿で行われる新嘗祭にお出ましにな […]

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令和五年十月「生命の言葉」

積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり積不善(せきふぜん)の家には必ず余殃(よおう)あり 『易経』 善事を積み重ねた家には子々孫々まで慶福を招き不善を積み重ねた家には後世まで災禍が訪れる 易経 およそ三千五百年前 […]

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生命の言葉
令和五年九月「生命の言葉」 

徳に勤むる者はこれを求めずして財おのずから生ず 西郷 隆盛 誠実な姿勢と言動人を思いやる心と行動これら徳を積むことを心掛けている人には自然と財力が生じるものである『西郷言行録』 西郷隆盛 幕末維新期、薩摩出身の武士、政治 […]

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令和五年八月「生命の言葉」

夏の日に 咲き広ごれる稲の花 実りの秋へと明るみてくる 皇嗣殿下― 宮内庁 令和三年歌会始 お題「実」 都内戦災・震災殉難者慰霊祭 毎年、終戦日である八月十五日の午後より関東大震災・東京大空襲で亡くなられた約一六三〇〇〇 […]

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令和五年七月「生命の言葉」

人間のやったことは人間がまだやれることの百分の一にすぎない 豊田佐吉 人間の発明にはまだ多くの可能性が秘められている 豊田佐吉 明治・大正期の発明家・実業家。遠江(現在の静岡県)生まれ。能率の悪い手織機を改良することで人 […]

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