生命の言葉
令和六年七月「生命の言葉」

浅き川も深く渡れ 皆虚 (かいきょ) 皆虚 江戸時代前期の僧、俳人。元和(げんな)二年(一六一六年)生まれ。土佐の真宗大谷派円満寺の住職。連歌を里村昌琢(しょうたく)に、俳諧を野々口立圃(りゅうほ)に学んだ。別号に角茄軒 […]

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生命の言葉
令和六年六月「生命の言葉」

それ神道は 正直を以て体となし敬愛を以て心となし無事を以て行となす 中江 藤樹(なかえ とうじゅ) 神道の教えの「正直」を実現するには愛(包容・調和)と敬(慎しみ)の精神のもと誤ちの無いように日々実行することである 中江 […]

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令和六年五月「生命の言葉」

世界にまるで不用の物なし 南方熊楠 (みなかた くまぐす) 南方熊楠 明治から昭和期の博物学者、生物学者、民俗学者。米国、英国等へ留学し、様々な言語の文献を用いて国内外で多くの論文を発表した。特に粘菌(ねんきん)などの微 […]

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令和六年四月「生命の言葉」

遠きに行くには必ず近きよりす 『中庸(ちゅうよう)』 高い目標を実現するためにはできることから一つずつ順を追って進まなければならない 『中庸』 儒教の基本的な経書『四書』の一つ。もともとは中国・戦国時代の思想書『礼記』の […]

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令和六年三月「生命の言葉」

良馬は毛にあらず士たるはその志にあり 尾藤 二洲(びとう じ(に)しゅう) 人が尊敬を受けるのはその外見ではなく人格・人柄という心の持ち方(志)によって決まるのである『静寄軒集』 尾藤 二洲 江戸後期の儒学者。別号は約山 […]

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令和六年二月「生命の言葉」

学舎(まなびや)に ひびかふ子らの弾む声 さやけくあれとひたすら望む 今上陛下 ― 宮内庁 令和二年歌会始 お題「望」 令和の御製碑(ぎょせいひ) 皇居外苑にある東京都・千代田区の和田倉噴水公園に、今上陛下の御即位を記念 […]

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令和六年一月「生命の言葉」

波立たぬ 世を願ひつつ新しき 年の始めを迎へ祝はむ 上皇陛下 ― 宮内庁 平成六年歌会始 お題「波」 歳旦祭(さいたんさい) 歳旦祭は、正月元日の早朝に執り行います。「旦」という字は、地平線から太陽が昇る形で、夜明け・早 […]

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令和五年十二月「生命の言葉」

人の行ふべきかぎりをば行ふが人の道 本居宣長 (もとおり のりなが) 自分の出来ることを一所懸命にやる報われる報われないは人の力の及ばないことこのことを心得て大いなる事にあたるべし『玉くしげ』 本居宣長 江戸時 […]

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令和五年十一月「生命の言葉」

御社の 静けき中に聞え来る 歌声ゆかし新嘗の祭 今上陛下  ― 宮内庁 平成二十六年歌会始 お題「静」 皇太子殿下には、天皇陛下にお供をされ、毎年十一月二十三日から二十四日にかけて皇居神嘉殿で行われる新嘗祭にお出ましにな […]

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令和五年十月「生命の言葉」

積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり積不善(せきふぜん)の家には必ず余殃(よおう)あり 『易経』 善事を積み重ねた家には子々孫々まで慶福を招き不善を積み重ねた家には後世まで災禍が訪れる 易経 およそ三千五百年前 […]

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