令和四年三月「生命の言葉」
徳は孤ならず
必ず隣あり
『論語』
誠実な姿勢と言動
人を思いやる心と行動
これら徳を積むことを
心掛けている人は
孤立することなく
必ずよき理解者が
助けてくれる
『論語』
孔子(春秋時代末期の思想家で儒学の始祖)とその高弟との処世の問答をまとめたもので、没後四百年をかけて編纂されたものである。『論語』では「仁・義・礼・智・信」の五徳を示し特に「仁」の思いやる心を中心に人間の生きる道義・道徳を説いた。渋沢栄一の代表作『論語と算盤』では論語をもとに国を富ませる経済の在り方を問い日本経済に大きな影響を与えた。
神道知識の誘(いざな)ひ
鳥居(とりい)
「鳥居」は神社の象徴となっていますが、これは神社の入り口に建つ一種の門であり、神様の聖域と人間世界との境界を示したものだと言われています。鳥居の起源については、一説によると天照大御神の岩戸隠れの中で夜明けを告げる長鳴鶏(ながなきとり)を止まり木にとまらせて鳴かせたという神話に由来し、それ以後、神前には鶏の止まり木を作るようになり、鳥居と呼ばれるようになったと考えられています。なお、鳥居をくぐる際には軽くお辞儀をするのがよいとされています。
今月の祭日
春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)(春分の日)
宮中三殿のうち皇霊殿において、歴代天皇・皇族の御霊へのお祭りが行われます。
天皇皇后両陛下をはじめ皇族方がご拝礼なされます。