令和三年十二月「生命の言葉」
富は屋(おく)を潤(うるほ)し
徳(とく)は身(み)を潤す
『大学(だいがく)』
豊かな財産があればその家の姿を立派にするが
豊かな徳はおのずからその人の身を立派にする
『大学』
儒学で尊重される書物の一つ。
五経の「易経」「詩経」「書経」「春秋」「礼記」のうち「礼記」の一遍であったが、朱子により「中庸」「論語」「孟子」「大学」の四書となる。二宮尊徳の石像が読んでいる本が「大学」である。二宮尊徳はこの書を読み深めて、各地の農村復興に取り組み報徳思想を唱えた。
神道知識の誘(いざな)ひ
「お焚き上げ」
お神札・お守は受けた神社へ感謝の気持ちを込めたお参りをして納めます。お参りは願う時だけでなく必ずお礼参りを致しましょう。
お焚き上げとはお神札とお守に対し神職が感謝の誠を捧げ、忌火を以て焼上げ、天上に立ち上る煙の如く御神霊が元のお社にお戻りになることを祈る神事です。
近年特に都内では境内でお焚き上げが出来ない神社も増えています。神社で受けていないものは、紙などで包み可燃物としてお出しください。
今月の祭日
大正天皇例祭(二十五日)
宮中三殿のうち皇霊殿でお祭りが行われ、天皇皇后両陛下をはじめ皇族方の拝礼があります。
多摩陵においてもお祭りが行われます。