オニノヤガラ

藤の花が咲き終わった5月の中旬から6月の中旬にかけて、「オニノヤガラ」がここ数年、毎年芽を出しています。
毎年といっても、同じ場所に生えてくるという物でもなくわからないこともあります。
別名「神ノ矢幹」と言われるのも何か神の御神威、御神徳などの神秘を感じます。

オニノヤガラ
オニノヤガラ
オニノヤガラ

植物図鑑によると

ラン科 オニノヤガラ属 腐生植物 / 6~7月/ 北海道~九州
高さ60cm~100cm程になる大型の腐生植物で、葉緑素をもたず、ナラタケの菌と共生する腐生ランと言われています。
鬼之矢柄(鬼ノ矢幹)の名は、その太くまっすぐな茎を、鬼の使う矢に見立てたものだそうです。
別名をヌスビトノアシ、また古名を神ノ矢幹といいます。神ノ矢幹の命名は、鬼ノ矢幹と同じく「神の使う矢」という意味です。
ヌスビトノアシ(盗人の足)の由来については、根茎を盗賊の足にたとえたもので、その形が足音を殺そうと爪先立ちになった盗人の足に似ているといったところでしょう。
また、人工栽培も最近成功したばかりでまだ研究課題のある植物のようです。