夏越大祓(なごしおおはらえ)、茅の輪くぐり

大祓はわが国に古くから伝わる神事で、私たちが日常生活において知らず識らずのうちに犯している罪や心身に受けた穢れを、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、半年ごとに清々しく祓い清める大切な行事です。

「形代」に半年間の罪や穢れを託し、疫病退散・無病息災を祈願して、残る半年を健やかにお過ごしください。

「茅の輪」は6月14日(月)から7月14日(水)まで設置しておりますので「茅の輪くぐり」をされてご参拝ください。

茅の輪

形代

「形代(かたしろ)」は「人形(ひとがた)」とも言い、皆さまの身代わりとしてお祓いを受けるものです。

①形代に名前と年齢を記入します。
②形代で身体を撫で、形代に息を吹きかけて、知らず識らずのうちに犯した罪・穢れを移します。
③形代を袋に入れ、初穂料とともに衲箱か社務所へお納めください。

※初穂料は500円からお気持ちをお納めください
※「疫神齋」のお神札は玄関などにお祀りください
※「夏越しごはん」の雑穀米はお持ち帰りいただきご利用ください

形代

茅の輪くぐり

茅の輪くぐりの作法は、左右左と八の字に茅の輪をくぐります
その際、三つの唱え詞(となえことば)を唱えながらくぐるとよいと云われています。

①正面にて一礼、茅の輪をくぐり左にまわります
  水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶと云うなり
  みなづきの なごしのはらえするひとは ちとせのいのち のぶというなり
②正面に至り一礼、茅の輪をくぐり右にまわります
  思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな
  おもうこと みなつきねとて あさのはを きりにきりても はらいつるかな
③正面に至り一礼、茅の輪をくぐり左にまわります
  蘇民将来 蘇民将来
  そみんしょうらい そみんしょうらい
④正面に至り一礼、茅の輪をくぐり御神前へ進みご参拝ください

茅の輪 くぐり方

茅の輪の起源、蘇民将来

当社、國領神社の御祭神の一柱でもある建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと・スサノオノミコト)が旅の途中で蘇民将来(ソミン ショウライ)・巨旦将来(コタン ショウライ)という兄弟に一宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦将来はこれを拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しいながらも厚くもてなしました。
スサノオノミコトは御礼として『蘇民将来の子孫と名乗り、「茅の輪」を腰につけると疫病から逃れることができるる』と教え、蘇民一家は難を逃れました。
『備後國風土記(逸文)』

茅の輪くぐり神事はこの故事に因み、罪や穢れ、厄災を祓い生命力を強める行事として、毎年6月に各神社で執り行われています。